執筆者一覧

安東量子 | ジャック・ロシャール | 伊勢崎賢治 | 猪本典子 | 大澤真幸 | 梶谷 懐 | 加藤陽子 | 岸政彦 | 國分功一郎下東史明末井昭 | 全卓樹中川恵一 | 山本貴光 | 吉川浩満 |

(五十音順/敬称略)



安東量子(あんどう・りょうこ)

1976年広島県生まれ。福島県いわき市在住。
福島のエートス http://ethos-fukushima.blogspot.jp 主宰。




ジャック・ロシャール(Jacques Lochard)

パンテオン・ソルボンヌ大学〔パリ第一大学〕(経済学修士)。1977年、放射線防護評価研究センター(CEPN、1976年設立のNPO)研究員、1989年同センター理事。放射線防護の技術・医療経済・社会的側面の研究・助言、また、放射線学におけるリスク評価とリスク管理の理論と実践。「最適化原則」の実施に必要な方法論の開発に寄与。論文多数。1990年代はじめから、チェルノブイリ原子力発電所事故後の状況を管理するための複数の国際プロジェクトに参画。とりわけベラルーシではETHOSプロジェクト(1996-2001)やCOREプログラム(2004-2008)を通じて、汚染地域で一年以上にわたる活動を続けた。1997年から1999年までフランス放射線防護学会(SFRP)の学会長。2000年から国際放射線防護学会(IRPA)の常任理事。2005年から2009年まで、経済協力開発機構原子機関(OECD NEA)の放射線防護公衆衛生委員会(CRPPH)委員長。1993年に国際放射線防護委員会(ICRP)の第3専門委員会〔医療分野における防護〕に事務局長として参加、1997年、第4専門委員会〔委員会勧告の適用〕の委員に就任、2009年-2013年同委員長を務める。現在、ICRP主委員会(Main Commission)の副委員長(Vice-Chair)。 http://www.icrp.org/icrp_group.asp?id=6




伊勢崎賢治(いせざき・けんじ)

東京外国語大学大学院総合国際学研究科教授。1957年東京都生まれ。早稲田大学大学院理工学研究科修士課程修了。
インド留学中、スラム住民の居住権獲得運動を組織。その後、国際NGOに在籍し、アフリカで開発援助に携わる。
国連PKO幹部として東ティモール暫定政府の知事、シエラレオネで武装解除、アフガニスタンでは日本政府特別代表として同じく武装解除を指揮する。
著書に『インド・スラム・レポート』(明石書店)、『東チモール県知事日記』(藤原書店)、『武装解除』(講談社現代新書)、『アフガン戦争を憲法9条と非武装自衛隊で終わらせる』(かもがわ出版)、『国際貢献のウソ』(ちくまプリマー新書)、『紛争屋の外交論』(NHK出版新書)、『日本人は人を殺しに行くのか』(朝日新書)などがある。
アフガニスタンでトランペットを始め、定期的にジャズライブを開催している。

伊勢崎賢治さんの本



猪本典子(いのもと・のりこ)

1960年生まれ。高校で日本画、大学で染色を学ぶ。1986年から96年までパリに滞在。展示会や店舗のウィンドウ、雑誌や映画セットなどで植物を使ったデコレーションの制作するほか、自らコーディネートした花、和菓子、料理などの写真を撮影したり、文章を執筆したり、幅広く活躍中。著書に『FRESH』『修道院のレシピ』『イノモト和菓子帖』『あてによし』『猫と道草、アートの旅』、小説に『猫別れ』などがある。

掲載
「修道院のレシピ 電子化記念! 特別レシピ公開」

猪本典子さんの本



大澤真幸(おおさわ・まさち)

1958年長野県松本市生まれ。東京大学大学院社会学研究科博士課程単位取得満期退学。社会学博士。千葉大学文学部助教授、京都大学大学院人間・環境学研究科教授を歴任。
著書に、『行為の代数学』『身体の比較社会学』『虚構の時代の果て』『ナショナリズムの由来』(毎日出版文化賞)『〈自由〉の条件』『不可能性の時代』『普天間基地圏外移設案』(電子書籍)『量子の社会哲学』『現代宗教意識論』『「正義」を考える』他多数。

オフィシャル・ウェブサイト:http://www.sayusha.com/MasachiOsawaOfficial/

掲載
「社会は絶えず夢を見ている」(あとがき)

★好評発売中
社会は絶えず夢を見ている



梶谷 懐(かじたに・かい)

1970年、大阪府生。神戸大学大学院経済学研究科教授。神戸大学大学院経済学研究科博士課程修了。専門は現代中国経済論。
現在の関心領域は、現代中国における「市場経済化」と経済改革の動向、経済発展における制度・慣習の役割、中国の不動産市場をめぐる諸問題など。
著書に、単著として 『現代中国の財政金融システム』(名古屋大学出版、2011年)、『「壁と卵」の現代中国論』(人文書院、2011年)、共著として加藤弘之・上原一慶編『現代中国経済論』(ミネルヴァ書房、2011年)、岡本隆司編『中国経済史』(名古屋大学出版会、2013年)などがある。

ウェブサイト: http://www.econ.kobe-u.ac.jp/~kajitani/
ブログ:  http://d.hatena.ne.jp/kaikaji/

http://www.ohtabooks.com/homo-viator/china/
『日本と中国、「脱近代」の誘惑 ――アジア的なものを再考する』(太田出版)


加藤陽子(かとう・ようこ)

1960年、埼玉県生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科教授。89年、東京大学大学院博士課程修了。山梨大学助教授、スタンフォード大学フーバー研究所訪問研究員などを経て現職。専攻は日本近現代史。
小社刊『それでも、日本人は「戦争」を選んだ』で第9回小林秀雄賞受賞。
主な著書に『徴兵制と近代日本』(吉川弘文館)、『戦争の日本近現代史』(講談社現代新書)、『戦争の論理』(勁草書房)、『満州事変から日中戦争へ』(岩波新書)、『戦争を読む』(勁草書房)、共著に『戦争と日本人』(角川oneテーマ21)などがある。

連載
「歴史 この不思議な学問に魅せられて」第1回 第2回
「「戦争が平場に降りてきた時代を生きる」選書フェア」

加藤陽子さんの本

 



岸政彦(きし・まさひこ)

1967年生まれ。大阪市立大学大学院文学研究科社会学専攻後期博士課程単位取得退学。博士(文学)。龍谷大学社会学部社会学科教授を経て、2017年より立命館大学大学院先端総合学術研究科教授。研究テーマは沖縄と生活史。
著書に『同化と他者化――戦後沖縄の本土就職者たち』(ナカニシヤ出版、2013年)、『街の人生』(勁草書房、2014年)、『断片的なものの社会学』(朝日出版社、2015年)、『質的社会調査の方法』(石岡丈昇・丸山里美と共著、有斐閣、2016年)、『愛と欲望の雑談』(雨宮まみとの共著、ミシマ社、2016年)、『ビニール傘』(新潮社、2017年)など。

sociologbook(ブログ): http://sociologbook.net/
sociologbook(Twitter): http://twitter.com/sociologbook

★好評発売中
「断片的なものの社会学」 特設ページ
第8回「笑いと自由」
第1回「イントロダクション」

岸政彦さんの本  










國分功一郎(こくぶん・こういちろう)

1974年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。高崎経済大学経済学部准教授(哲学)。特に関心をもっているのはデカルト、スピノザ、ライプニッツら一七世紀のヨーロッパの哲学者、ジル・ドゥルーズ、ミシェル・フーコー、ジャック・デリダら二〇世紀のフランスの哲学者。
著書に『スピノザの方法』(みすず書房)、訳書にデリダ『マルクスと息子たち』、コールブルック『ジル・ドゥルーズ』、ドゥルーズ『カントの批判哲学』、共訳書にデリダ『そのたびごとにただ一つ、世界の終焉』、フーコー『フーコー・コレクション4』、ガタリ『アンチ・オイディプス草稿』がある。

Philosophy Sells...But Who's Buying?(ブログ) : http://ameblo.jp/philosophysells/
lethal_notion(Twitter) :  http://twitter.com/lethal_notion




下東史明(しもひがし・ふみあき)

(株)博報堂 第一クリエイティブ局 コピーライター。明治大学・非常勤講師。東京コピーライターズクラブ会員。1981年京都府生まれ。2004年、東京大学法学部卒業、同年、(株)博報堂入社。最近の仕事に、MINTIA「俺は持ってる。」、カルピス「私は好きだから。」英会話GABA、一本満足バー、イエローハット、ロッテ爽、サントリー胡麻麦茶、DeNA、逆流性食道炎など。主な受賞暦に、TCC新人賞、TCC審査委員長賞、TCCファイナリスト、カンヌ広告祭・U28日本代表選出、日経広告賞、JR東日本ポスターグランプリ金賞など。著書に『トレインイロ』『あたまの地図帳』(朝日出版社)など。
fumiaki.shimohigashi○hakuhodo.co.jp (○をアットマークに)

連載
「イロイロイロ」第1回  横から、上から、または並べて。

下東史明さんの本
あたまの地図帳 




末井昭(すえい・あきら)

1948年、岡山県生まれ。
工員、キャバレーの看板描き、イラストレーターなどを経て、セルフ出版(現・白夜書房)の設立に参加。『ウィークエンド・スーパー』、『写真時代』、『パチンコ必勝ガイド』などの雑誌を創刊。現在、白夜書房取締役編集局長。
主な著書に『素敵なダイナマイトスキャンダル』(ちくま文庫)、『絶対毎日スエイ日記』(アートン)、『純粋力』(ビジネス社)がある。

絶対毎日スエイ日記(ブログ) : http://sueiakira.com/

連載
「自殺」第1回 地震と自殺

末井昭さんの本





全卓樹(ぜん・たくじゅ)

京都生まれの東京育ち、米国ワシントンが第三の故郷。東京大学理学部物理学科卒、東京大学理学系大学院物理学専攻博士課程修了、博士論文は原子核反応の微視的理論についての研究。専攻は量子力学、数理物理学。量子グラフ理論本舗/新奇量子ホロノミ理論本家。ジョージア大、メリランド大、法政大等を経て、現在高知工科大学理論物理学教授。
http://researchmap.jp/T_Zen/

連載
「南国科学通信」第1回

全卓樹さんの本

 


中川恵一(なかがわ・けいいち)

東京大学医学部付属病院放射線科准教授、緩和ケア診療部長。1960年東京生まれ。1985年東京大学医学部医学科卒業、同年東京大学医学部放射線医学教室入局。1989年スイス Paul Sherrer Institute客員研究員、2002年東京大学医学部放射線医学教室准教授などを経て現職。
著書に『がんのひみつ』『死を忘れた日本人』(ともに朝日出版社)、『がんの練習帳』(新潮新書)など多数。
厚生労働省「がん対策推進協議会」委員、同「がんに関する普及啓発懇談会」座長、同「がん検診企業アクション」アドバイザリーボード議長、日本放射線腫瘍学会理事。
東大病院で放射線治療を担当するチーム「team_nakagawa」のリーダーとして、福島第一原発事故に際して、放射線の「正しい怖がり方」を、放射線科医の立場からブログとツイッターで提供中。

team_nakawaga(ブログ):http://tnakagawa.exblog.jp/
team_nakawaga(Twitter):http://twitter.com/team_nakagawa/

連載
「放射線のひみつ」第1回

中川恵一さんの本
『死を忘れた日本人』 『がんのひみつ』



山本貴光(やまもと・たかみつ)

1971年生まれ。慶應義塾大学環境情報学部卒業。コーエーでのゲーム制作を経てフリーランス。東京ネットウエイブ、一橋大学大学院非常勤講師。「哲学の劇場」主宰。関心領域は書物、映画、ゲーム、原節子など。
著書に『コンピュータのひみつ』(朝日出版社)『心脳問題』(吉川浩満との共著、朝日出版社)『問題がモンダイなのだ』(吉川浩満との共著、ちくまプリマー新書)、訳書にサレン+ジマーマン『ルールズ・オブ・プレイ』(ソフトバンククリエイティブ)、共訳書にジョン・R・サール『MiND 心の哲学』(朝日出版社)などがある。現在『考える人』(新潮社)に「文体百般」を連載中。

作品メモランダム(ブログ):http://d.hatena.ne.jp/yakumoizuru/
哲学の劇場:http://www.logico-philosophicus.net/
Twitter:http://twitter.com/#!/yakumoizuru

連載
「ブックガイド 書物の海のアルゴノート」第1回

山本貴光さんの本
コンピュータのひみつ 心脳問題 MiND マインド(ジョン・R・サール著)



吉川浩満(よしかわ・ひろみつ)

1972年生まれ。慶応義塾大学総合政策学部卒業。国書刊行会、ヤフーを経てフリーランス。「哲学の劇場」主宰。関心領域は哲学、卓球、犬、単車など。
著書に『心脳問題』(吉川浩満との共著、朝日出版社)『問題がモンダイなのだ』(山本貴光との共著、ちくまプリマー新書)など。共訳書にジョン・R・サール『MiND 心の哲学』(朝日出版社)がある。

哲劇メモ(ブログ):http://d.hatena.ne.jp/clinamen/
clnmn(tumblr):http://clnmn.tumblr.com/
哲学の劇場:http://www.logico-philosophicus.net/
Twitter:http://twitter.com/clnmn

連載
「理不尽な進化」
吉川浩満さんの本
 
心脳問題